鼻呼吸のススメ!口が開いている人は人生損していることに早く気付くべき(アデノイド、唇の荒れ、扁桃腺の腫れ、滑舌が悪い、猫背)
ヤンマーは就職活動を終えるまでずっと体の不調に悩まされていた。
今となっては些細なことであるが、主要な原因として口が開いていたことが挙げられる。
少しでも思い当たる節がある人は、直さないと万病を引き起こしかねないため今すぐ読もう。
口呼吸テスト
さっそくだが、諸君が正常に呼吸できているのかを知っていただくためにテストしたい。
以下の項目であてはまるものを選ぼう。
- リップクリームがないと不安
- たらこ唇
- 八重歯
- 出っ歯
- 滑舌が悪い
- 口がよく乾く
- 虫歯が多い
- 花粉症持ち
- 猫背
- いびきをかく
- よく舌を出す
どうだったか?
ひとつでも当てはまっている方は口で呼吸している可能性が高い。
というのも口呼吸をするとあらゆる弊害をもたらしてしまうのである。
口呼吸によるデフレスパイラルとは?
1.アデノイド肥大による鼻づまり
そもそも口呼吸が引き起こされる最初の原因はアデノイドの肥大によるものが多い。
アデノイドは幼少期の免疫をつかさどっており、通常は免疫獲得が進む小学生までには退化する。
しかし、中にはいつまでたってもアデノイドが腫れたままの人がいる。アデノイドが肥大することにより鼻呼吸しにくくなる。
すると口呼吸に頼ってしまうことになる。
2.唇の解放による前歯の突出
常に唇を開けた状態でいると前歯に対する圧力がかからなくなってしまう。
と言うもの前歯は常に前にせり出そうとする力を持っている。
歯並びがガタガタになり、咀嚼が困難になることで、胃に負担をかけやすくなる。
また、噛めないということは神経に対する刺激の減衰を意味しており、脳に悪影響が出る。
あごの筋肉が発達せず、下あごが後退する、いわゆるアデノイド顔貌となる。
ちなみにサルでも口呼吸をしている個体の歯並びはガタガタである。
3.舌のポジションが下がる
本来動物の口は呼吸するための器官ではない。
舌が上あごの軟口蓋に付くことで下の筋肉を維持しつつ口呼吸を妨げるようにできている。
しかし、口呼吸をすると舌を下げなければならず、口の乾燥による虫歯、歯槽膿漏を誘発する。
また、舌のポジションが落ち込むことで筋力が衰え、適切な位置まで舌を動かせなくなるため滑舌が悪くなる。
4.気道確保のため猫背になる
意識的に鼻呼吸と口呼吸を試みてみればわかるが。各呼吸において気道を確保しやすい最適なポジションは異なる。
殊に口呼吸の場合は猫背ポジションを取った方が楽なのである。
猫背を直しなさいと言われた方ならわかると思うが、言われたからと言って治せるほどことは単純ではない。
5.異物がダイレクトに侵入してくる(サイクル2周目)
鼻呼吸では鼻毛などの繊毛や粘膜による加湿、調温、異物の除去が行われる。
これによりのどや肺にかかる負担を軽減している。
ところが口呼吸をしてしまうと今度はそれらの防衛機能が機能しない。
結果的に身体がフルボッコされる。
6.アレルギーを発症する
アレルギーとは体が示す過剰な防衛反応のことである。
ということは発症するまでの間にかなりの量の遺物を取り込んでいたことに他ならない。
異物が入り放題な口呼吸が続いてしまうと、早晩様々なアレルギーを引き起こしてしまう。
花粉症を引き起こしてしまったらますます口呼吸になるだろう。
7.風邪、インフルエンザその他諸々のウイルスにかかりやすくなる。
ヤンマーは殊にこの症状が続いた。
ウイルスにかかるたびに扁桃腺場パンパンに腫れ、のどの痛みに苦しんだ。
半年間で風邪2回、インフルエンザ2回、ノロウイルスと病気のオンパレードである(苦笑)。
これでは社会人はおろか、就活もままならなかった。
8.扁桃腺(アデノイド)が腫れる
ここまで来てしまうと本来必要でないはずの扁桃腺を駆使してまで体が抵抗をする。
ウイルスを抱えた扁桃腺はその後ウイルスの巣窟となり、抵抗が落ちるたびに猛威を振るう。
慢性的に腫れが続いてしまうとリンパ液が毒されている状態となるため、それを掃除している腎臓が侵される(腎臓炎)。
これがデフレスパイラルである。
症状別による治し方
1.アデノイド肥大による鼻づまり
これはアデノイドを除去するしかない。
そもそも幼児以外はアデノイドなど無くても体に支障はない。
腫れている人ならば、保険適応で切除手術を受けられる。
1週間ほどの入院で切除できるがかなりの痛みを伴い、しばらく食事が困難となるため学生時代にやっておくべきだ。
2.唇の解放による前歯の突出
これは中学生までに直さないと厳しい。
現実的な解決策は抜歯をしてから歯列矯正をすることだ。
インビザラインと呼ばれるマウスピース矯正器具があるが、あれは歯を動かす力が弱く、重度の治療には適さない。
ワイヤーを使った矯正が必要となる。
費用は100万円前後。
治療期間は2~3年で、その間アグリーベティーのようになり、歯磨きの難易度も格段に増すため相応の覚悟が必要となる。
また、治療が終わっても、その後数年間はリテーナーと呼ばれる保定器具を3~4年程度装着する必要があり、長い付き合いとなる。
3.舌のポジションが下がる
これはあいうべ体操がおすすめである。
ほかにもアナウンサーが練習に使っているという「外郎売の口上」も参考になる。
4.気道確保のため猫背になる
これは鼻呼吸をすれば治る(笑)。
じゃあどうすればよいかって?
まずは舌の位置を変えよう。
だが、いきなり直そうとしても難しいだろう。
具体的な方法を教えよう。
日中の対策法
ガムを食べることで口が閉じて鼻呼吸になる。
ここで注意なのはキシリトール含有率である。
キシリトール自体は虫歯の原因にならない成分とされている(再石灰化については甚だ疑問)。
しかし、ほかの糖類が混じっていては意味がない。
純度の高いキシリトールガムとなると歯科用ガムとなるだろう。
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夜の対策法
マウスピースをつけるのである。
歯医者に相談しすれば、保険適用で作ってくれる。
正しいポジションで歯に負担をかけないように矯正してくれるだろう。
また、口にテープを張ることも効果的である。
「殺す気か!」と言われそうだが、つけてみれば意外とそうでもない。
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しかし、テープごときに一日50円は正直高い。
そこでこれだ。
マスキングテープとは壁紙などを塗装する際に使用する保護テープのことである。
はがしても跡が残らない、つまり粘着力がマイルドであり、ヤンマーも愛用している。
1ロール27mなので、 1日4㎝づつ使ってもなんと2年も持つ。
6ロールで400円程度なので、一日10銭(0.1円)という驚異的なコスパアイテムである。
これはマストバイだろう(笑)。
5.異物がダイレクトに侵入してくる(サイクル2周目)
これは口呼吸を直してもらうしかない。
対症療法としてはマスクでも使ってみたらいかがだろうか?
3M Vフレックス 防じんマスク 9105J-DS2 レギュラーサイズ 20枚入り 国家検定合格品
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6.アレルギーを発症する
これはもはや根本治療は難しいだろう。
先ずは鼻呼吸にしたいところだが・・・
対症療法だが、感受性を低下させることでアレルギーを抑えることは可能である。
アルゴンプラズマで検索してほしい。
鼻の粘膜を焼くことで症状を緩和するとのこと。
ヤンマーはアレルギーではないため諸君が実験してくれ(投げやり)。
7.風邪、インフルエンザその他諸々のウイルスにかかりやすくなる。
これも鼻呼吸にすればかなり改善されるが、ビタミンも重要な要素である。
ビタミンB類、ビタミンCあたりを摂取したいところ。
そのほかに筋トレをはじめとした運動も効果的である。
日本の医療の構造的問題
歯科、耳鼻科、内科、外科、泌尿科などあらゆる病気にかかった時にかかりつけるタイミングがだれにでもあるだろう。
そこで適切な助言をくれればよいのだが、残念なことに私は助言をいただいたことがなかった。
というのも鼻呼吸は根本治療であり、即効性がないためなかなか取り上げられることがない。
また、この手の生活習慣病は治ると顧客の減少にもつながるため、わざと言ってなかったのではないのかとさえ勘ぐるようになってしまった。
歯磨き粉よりも前にやるべき虫歯対策を広告する時代は来ないか。
はぁー。
あらゆる原因を加味して適切なアドバイスをしてくれる医療従事者が増えてくれることを願う。
カラダの不調で悩める人の一助になれば幸いである。
もし、より良い方法を知っている方がいらっしゃったらコメントをお願いします。