MECEミーシー言ってるやつは本当にモレダブりなく考えているのか?(ロジックツリー、ゼロ秒思考)
PDCAの次に就活生が好きそうなワードMECE。
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive の略であり、経営学で使われる用語である。
言うは易し、行うは難し。 諸君ならMECEをどう攻略するか?
MECEの考え方
引用元
①番がもれなくダブりなくを体現しており、つまりはロジックツリーを作ることがMECEだと言える。
では、ロジックツリーについて説明しよう。
ロジックツリーとは、
中心ワードを起点にどんどん思考を広げていくことにより、論理を構築していくというアレ、だ。
世界史の暗記など、様々な分野で用いられている。
知識を有機的につなげることができ、かつ論理性も養えるそうだ。
ロジックツリーは効率的なのだろうか?
そうはいっても結構退屈な作業ではないか?
終わりが見えにくいし、掘り進める対象が的外れだと非常にやる気が削がれる。
何が優先順位なのかを見極めないと、枝葉ばかりが増えてまどろっこしくなってしまう。
やるべきことはゼロ秒思考法
そこで紹介したい方法がある。
この本に取り上げられてあるゼロ秒思考というトレーニング法である。
是非熟読してほしいところではあるが、実は読まなくてもできる。
方法論はいたってシンプルだ。
先ずA4用紙を用意する。
そこにテーマを書く。
例としては、
- 今日やるべきこと
- 商品の売り上げを高めるために必要なこと
- 好きな子を振り向かせるための方法
などである。
そして、そのテーマに対して箇条書きで記入する。
例:寝るまでにやること
- 歯磨き
- 筋トレ
- ノートにブログの原案を書く
- 〇〇を読書する
- 大学の課題に取り組む
といった流れで1分以内に行う。
ここでのキモはスピードと思いついた順番である。
短時間で必死に考える行為そのものが論理性を高めるのだ。
そして、最初に思いつくことが一番重要なことであることが多い。
そこで次は最初に書いた「歯磨き」についてテーマを設定して、またゼロ秒思考するのである。
こうして深堀していけば勝手にロジックツリーが完成する。
このスピード感が論理性を磨くことに一役買うのである。
時間をかければかけるほど余計な情報が混じってくる。
だから一秒を削り出すつもりで取り組もう。
しかし、これでは机上でしか思考ができない。
そこでこのアプリである。
利点だらけなので是非とも導入したいところだ。
- 場所を問わずにできる(電車や待ち合わせの合間など)
- 紙を用意無くてよい
- ペンも不要
- 過去の内容をすぐに確認できる
- 無料
正直実践さえできれば本など買わなくても問題ない(笑)。
やる気を引き出すための方法を本で紹介しているに過ぎない。
課金ゲームしかしていなかったスマホが月額料金を払う価値のあるデバイスに進化することになるだろう。
そもそもMECEだけでは問題解決はできない
現実の問題をMECEで解決すること自体が実におこがましい。
いくら論理を掘り進めても現実問題は論理の塊ではないので検討としては不十分である。
あくまで解決手段と一つと考えたほうが良い。
現実を観察するというアプローチも忘れずに。
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