ヤンマーの学生時代にやっておくべき論

18卒 外資メーカー内定 東工大生がお送りするブログ。巷にあふれたステマに辟易したため、自分の頭で考えることをモットーに日々研鑽している。情報には意図があり、それを見抜く観察力を養うことが現代社会では求められている。そのコツをブログを通じて提供していきたい。ステマはしないが、ダイマはするから!笑

読書は大事だが小説ばかり読むべきではない

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諸君は読書をするだろうか?

していない人は脳みそが退化し始めているので気を付けたほうがいいだろう。

電車に乗っていると人間性が如実に表れる。

隙間時間でも全力で活用している人とそうでない人とでは越えられない壁ができる。

ところでヤンマーは読書≠娯楽と捉えている。

読書をしている方もそうでない方も今一度考えてみてほしい。

読書の効能

テレビやSNSと比べて主体性を増すことができる。

というのも文字が伝えられる情報量は画像や動画のそれよりも少ない。

しかし、それこそが情報処理能力を引き出すことができる。

 

情報量が少ないとどうなるかと言うと、脳を働かせることで情報を補完しようとする。

つまり、頭がよくなるというわけだ。

 

一方の動画メディアは非常に情報量が多い。

微細な映像、音声による情報のシャワーが与えられる。

その一方で受け取り側は情報過多に陥りやすい。

嫌でも受け取り方が画一的になる。

だから活字は昔から愛されてきたのだ。

独学でよかった―読書と私の人生

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小説を読む理由は?

小説を読む理由は様々であろう。

  • 人気作品だと聞いたから
  • 好きな作家が書いたから
  • 興味のあるテーマだから
  • 暇つぶしに
  • 失恋したから

しかし、ヒトに与えられた時間は平等であり、有限である。

優先順位を決めてから読んでみてもよいのではないか?

  

リアリティのある作品は一読の価値あり

小説の中でもお勧めしたいのが綿密に取材がなされたうえで執筆されている作品である。

あくまでフィクションとはいえ全くの想像の世界ではなく、どこかにリアリティを感じうる作品ならば、当事者として、また客観的な立場として考えながら読み進めていくことは有意義であろう。

半沢直樹や陸王など、当事者からすれば批判が多そうな作品を読むことで、理想と現実のギャップを知ることもできるだろう。

 

ファンタジーは批判的読書が成り立たない

 一方ライトノベルをはじめとした異世界や転生してしまう物語、日常をテーマとしても明らかに非日常を描いてしまうタイプの小説はおすすめできない。

なぜならば批判(自分の頭で考えること)のしようがないからである。

そもそもの前提が荒唐無稽すぎて作者の言っていることを信じなければ話が全く進まなくなってしまう。

これは宗教と言ってもよいのではないか。

というのも書き手と読み手との対等に近い対話ではなく、書き手(教祖)と読み手(信者)との一方的な関係に終始するからである。

 

ゆえに現実を直視できない人にオススメする。

 

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

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キャッチャー・イン・ザ・トイレット! (双葉文庫)

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傑作と呼ばれる小説とは?

 ベストセラーになる特徴をあげてみよう

  • 面白い
  • みんなが話題にする
  • 共通概念がある話題を取り上げている
  • 読みやすい
  • 感情を揺さぶる

などと言ったところであろうか。

 

つまり馬鹿でも読める作品でないとベストセラーになりえない。

いかに高尚な文だとしても、理解できる人が少なければベストセラーになることはない。(ゆえにノーベル賞物の論文はベストセラーにならない)

 

小説は心を豊かにして、表現力をはぐくむという点ではとても良いツールだと思う。

しかし、あくまで趣味にとどめておくべきであり、時間と金に余裕がない人が真っ先に取り組むべきことではない。

まあ道楽と言ったところだな。

 

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