内資?それとも外資?そんなヤツはそもそも迷う視点がおかしい
就活生には日系大手がいいとか、いやいや外資系こそが至高とかいいながらマウンティング(じゃれあい笑)がしばしばなされる。
正直どうでもよいのだが、そんな彼らのこだわる軸について掘り進めていきたい。
彼らが気になる軸は就職偏差値と年収
以下テキトーに拾った就職偏差値表(最新の癖に会社名何年前のだよ)
■ 2019卒向け文系(総合職)就職偏差値ランキング 最新確定版 ■
70 →日本銀行
69 →国際協力銀行 三菱総研
68 →日本政策投資銀行 フジテレビ 三井不動産 三菱地所
67 →東証 三菱商事 日テレ 三大出版
66 →三井物産 日本郵船 NHK TBS テレ朝 電通
65 →住友商事 伊藤忠商事 JR東海 博報堂 トヨタ 商船三井 テレ東
=========== 学歴不問で勝ち ===========
64 →丸紅 国際石油帝石 共同通信 日経 読売 朝日 準キー JXエネ 任天堂 新日鐵住金
63 →JR東 小田急 京王 阪急 東急 東ガス 関電 ドコモ 東急不動産 ホンダ サントリー 三菱重工 味の素 旭硝子 JFE 信越化学
62 →東京海上 農林中金 中電 JRA 住友不動産 東京建物 昭和シェル キリン 三菱化学
61 →JR西 大ガス 中日 毎日 時事 東燃 出光 資生堂 花王 日清製粉 アサヒ 日産 三菱UFJ信託 川崎汽船 富士フィルム 住友化学
60 →日本郵便 首都高速 KDDI JT 豊田通商 双日 住友電工 デンソー 日揮 日立 三菱電機
―――――― 東大京大一橋微勝ち、地底早慶勝ち ――――――
59 →三菱東京UFJ銀行(OP) 日本生命 産経 地電 電源開発 NEXCO中 NTTデータ 東レ 富士ゼロ 川崎重工 コマツ 森トラスト キーエンス キヤノン ANA 三井住友信託 武田薬品 三菱マテリアル
55 →りそな銀行 日立化成 日本製紙 日本板硝子 大陽日酸 積水化学 バンダイ 三菱ガス化学 YKK オムロン アドバンテスト コニカミノルタ 明治製菓 大林組 清水建設 竹中工務店 三井倉庫
――――― 地底早慶微勝ち、MARCH・関関同立勝ち ―――――■2019卒向け理系就職偏差値ランキング
【70】 IBM(基礎研) Google(ソフトウエアエンジニア) Intel JAXA
━━━━━━━━
【69】 上位研究所(MRI/NTT持株/豊田中研/鉄研/電中研/産総研) 大手製薬R&D(武田/アステラス/第一三共)
【68】 上位金融(数理専門) NHK(放送技術)
【67】 JXエネ Microsoft JR東海 エーザイ 大塚製薬
【66】 ドコモ(中央) 新日鐵住金 トヨタ INPEX TV局(NHK地方局除く)
【65】 JR東 サントリー 味の素 アサヒ キリン 東ガス 昭和シェル 旭硝子 ANA(技術) 花王 日揮 三菱重工 キーエンス
まあ聞いたことのありそうな会社がずらりと並んでいる。
さすがに就職偏差値が高いからこの会社を選んだという話は聞いたことがないが、わりと気にしているヒトは多そうだ。
何歳で1000万行くかを競争したがるヒトはこの手のランキングを好む傾向がある。
仮に年収1000万を達成したらその人はどうなるのだろうか。
会社自慢している限り彼らは労働者階級から抜け出すことはないだろうから、ここに載っている企業の役員は胸を張って採用をするといいだろう。
ちょっとぐらい年収を下げてもブランド力があるから人気は下がらないだろうね。
日系大手は安心だとタカをくくっている
終身雇用は崩れたとか年金制度は形骸化したなどと叫ばれて久しいが、学生はのんきである。
一度経営破たんしたJALや散々やらかした東芝、電通などの説明会に平然と人が群がる。
あれだけヤバい状態の会社を見てきたはず(?)なのに何も学習していないのか?
「大手ならなんだかんだ言っても救済してくれるでしょ♪」とか言っていられるのもいつまでなのやら。
2017年現在、売り手市場と言われている。
つまり学生側が有利だと言われている時代だ。
しかし、それは本質的ではない。
というのも求人が増加しているモノの多くは非正規やITドカタ、飲食、介護などの、ある種ロボットでは割に合わない程度の労働価値しかない、値切られやすいコモディティ職業ばかりであるからだ。
それまで無職が続き、仕事にありつけられなかったヒトからすれば恩恵を受けることができるが、それ以外のヒトにとってのメリットはあまりない。
採用側も苦しんでいるのはブラック企業や中小企業ばかりで、需要の高い産業は決してバブル時代のような採用をすることはない。
民営化した日本郵政の社員たちは公務員じゃなくなっただけでノイローゼになったヒトが現れたそうだ。
規制産業にいるから安定だと思っているヒトはうつつを抜かさぬように。
外資系=投資銀行orコンサルだという固定観念
某就職斡旋サイトのせいか外資系と言うと、とにもかくにもゴールドマン〇ックスやらマッキン〇ゼーみたいなものしか存在しないかのような錯覚に陥っているヒト(特に文系)が後を絶たない。
初任給が高いとか、就活のゲームにおいて頂点に立てるなどと言った理由で彼らは業務内容もろくに理解せずに受験するチャレンジングなことをする。
ゲームの作成者側になったことの無い点では、いい客ではあるが。
遊んでばかりいるガキンチョがなぜ、いきなりエリート社畜になれると思うのだろうか。
残念ながら外資系の社員が欲しがっている学生と言うのは有名中高一貫校出身の理系院生なのである。
理由は賢い奴隷がいる確率が高いからである笑。
そんな彼らよりも有能と言える自信がある人は挑戦してもよいだろう。
もっとも外資系投資銀行はこの10年で給与体系は大幅に低下し、労働量に対して見合う仕事かと言うと甚だ疑問ではあるが、まだまだ優秀な人材が多い。
ヒトで選びたいのなら選択肢の一つに入れてもよいだろう。
ヒトを選べるだけの有能さを示せる人ならば、ね。
コンサルティング会社は正直言って超激務な派遣社員に過ぎない笑。
そもそも投資銀行とコンサルティング会社を並列に考えていること自体が笑止千万である。
共通点なんてエクセル芸人な点ぐらいしかないだろ。
経営者に助言するという超絶上から目線にあこがれていたり、経営者になりたいと夢見る人たちのファーストキャリアとして候補に入れる人が多いようだが、あんたら所詮従業員だから(苦笑)。
早く人間になりたいと願っていた妖怪社畜たちは最後までこき使われて、ポイ捨てされるのが関の山だろう。
そしてベンチャーに入るか起業して元マッキ〇ンゼーと言う肩書で紹介されるのだ。
結局ちやほやされることが好きな幹部(社蓄)候補なのである。
本当に会社をよくしたいと考えているのなら副業でコンサルティングでもしてみたらどうだろうか。
会社という肩書に頼らずに、自分と言う商品の信用価値を積み重ねていけば自ずと収益が得られるだろう。
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20年前に外資系投資銀行に入行したヒトたちは今頃セカンドキャリアを謳歌しているだろう、今から入っても無理だろうけど。
コンサルタントが経営介入することで業績を改善できるのならば、いつまでたっても仕事が減らないのはなぜだろうね。
結局あなたがすごくないなら意味がない
「自分だけは大丈夫だ」と言い張るのはいつの時代もギャンブラーの常である。
ヒトは頭を使わない儲け話については自信過剰だが、頭を使い、苦労が絶えない儲け話になると途端に萎縮する。
それを理解した上でとことん自分と向き合い、それでも行くべきだと分かった人だけが激務産業に行けばよい。
個人的には安定、高給、合コン受けが良い、などの肩書が欲しい人は、ブランドについてよーく勉強したほうが良いと思う。
なぜならばブランドは現代の錬金術だからである。
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