おすすめ企業はこれだ!技術革新に負けない会社を考える(安定志向、年収、ホワイト)
「最強の職業は何か?」
「今現在最強の職業は決まっていない。」
「合コン受けにとどまらず、企業名を言っただけで相手をひれ伏せさせる肩書っ。」
合コン女子(33)の企業分析【4】 by エフ エンターテイメント/動画 - ニコニコ動画
それはさておき、安定大好きマンがゾンビのごとく安住の地を求めていそうなので、知っている限りの企業(業界)を紹介しよう。
定年まで勤めることができるかは知ったこっちゃないが、事業自体は廃れないであろう。
安定した会社とは何か?
低次欲求および衣食住を満たすものを商材として扱っている会社と定義する。
理由は明確、人間は動物に過ぎず、これらの欲求は途絶えることが無いからである。
と言うわけで
- 食欲
- 睡眠欲
- 性欲
- 排泄欲
- 服飾
これらに関する会社を探し出せば自ずとはずれは少なくなる。
とは言え、飲食業界の未来が明るいわけではないし、不動産仲介業はハラスメントがひどそうである(賃貸探しに行った時の個人的な感想)。
もう一つの重要なポイントは上流に位置する会社を選ぶことである。
例えば、飲食業は卸業から食品を買っているだろう。
その食品はさらに大元のメーカーが製造しているはずだ。
このように川の流れをさかのぼるようにして考えると上流企業が見えてくる。
が、しかし上流なら何でもよいというわけではない。
誰でも作れるような参入障壁が少ない商材ではじり貧となる。
そのあたりを加味したおすすめ企業を紹介しよう。
香料メーカー
当ブログでも散々取り上げてきたが、ニオイはマーケティングを行う上で最重要課題である。
それを踏まえたうえで安定した会社は香料を作っている会社である。
P&Gや花王ではない。
そこら辺の消費財メーカーは香料会社からいい匂いのする香料を買っているに過ぎない。
つまり、香料メーカーが無ければ消費財は大しで売れないのである。
だからニオイの上流企業を狙い撃ちすればよいのである。
というわけで、まずは国内メーカーから紹介しよう
- 長谷川香料
- 高砂香料
- 東洋合成工業
- 小川香料
- 曽田香料
長谷川香料は研究所が川崎にあり、理系院生からすれば魅力的な立地ではないだろうか。
内定者曰く残業もなく、理系にしては女子比率が高いそうだ。
ヒト(女性)で会社を選びたい就活生にオススメである。
香料会社は他にもあるだろうから調べてみるがいい。
また外資を含めてみると、
- ジボタン(スイス)
- フィルメニック(スイス)
- IFF(アメリカ)
- シムライズ(ドイツ)
- ワイルドフレーバーズ(スイス)
などが挙げられる。
何故本社の多くがスイスなのかは知らないが、有名ブランドの香水の多くは上記の会社が作っていることは間違いないだろう。
嗅覚は5感の中でもとりわけ鋭い器官である。
つまり、そう簡単に最適解は出せないし、ヒトの数だけ答えがあると言ってもよい。
いくらIoTで数値化を試みたところでヒトの仕事はなくならないだろう。
住宅設備メーカー
簡単に言うとトイレメーカーである。
- TOTO
- LIXIL(旧 INAX)
- アメリカンスタンダード
- Kohler
- Roca
この業界はこれからアジアやアフリカをはじめとした開発途上国で高いニーズを得る可能性がある。
衛生陶器は現代社会のインフラであると同時に使い心地を追及するうえで素材、ウォシュレット、マーケティングの点で改善の余地が大いにある。
それでいてそこまで競合他社が多いわけでもない。
「トイレはなんか汚そうだからパスで...」
とか言って臭いものにふたをし続ける就活生ばかりだろうから、ガチればそんなに難しくないだろう。
食品にかかわる企業
自給自足で満足できる人には無縁だろうが、たいていの日本人は自給自足などできないだろう。
故にこの業界は絶対に無くならない。
食品と言っても材料や調味料、加工品など様々な形態があり、口に入れるという点ではタバコも食品である(愚か者に課した税金ともいえるが笑)。
とは言うものの、食品会社自体はCMをバンバン打つ消費財メーカーであり、言われなくても知っているような会社が多いかと思う。
そこでCMではあまり取り上げられない種類の企業を取り上げよう
缶詰食品メーカー
- 東洋製缶
- 大和製缶
まずは缶詰を作るメーカーから。
消費者に提供する缶詰、炭酸飲料(缶ビールなど)、業務用製品などで欠かせない缶製品を作っている会社である。
特に東洋製缶は独禁法に抵触するくらい圧倒的な強さを持っており、知人から聞く限り労働環境も良好なようだ。
この手の製缶会社は地元の中小企業でもあるはずだから大企業が嫌なあなたも安心だ。
つづいて缶詰の中身を作るメーカー
先ずは外資から
- ネスレ(ペットフードなど)
- WH
- キャンベル・スープ
- クラフトハインツ(ケチャップで有名)
- ゼネラルミルズ(ハーゲンダッツなど)
- ホーメルフーズ(スパム)
続いて内資
- マルハニチロ
- 日本水産
- はごろもフーズ
- いなば食品
缶詰は高温殺菌により常温での長期保存を可能としており、無駄な添加物も少ない良い食品と言える。
将来的に食糧不足が不安視されていることを考えると非常に合理的な商材である。
高付加価値の商品は少ないかもしれないが、消費者を無駄に煽ることなくとも堅実な売り上げが見込まれる優良産業である。
農薬メーカー
人口増加に伴う食糧不足が見込まれる中で、注目されがちなのは農薬である(農薬に頼ることが正しいのかは議論を呼ぶが)。
当然大手製薬・化学メーカーがそれに該当する。
- ケムチャイナ
- バイエル
- BASF
- ダウケミカル
- 住友化学
- 日産化学
農薬の恐ろしいところは開発してから被害がわかるまでに数年~数十年かかってしまう点である。
安易に使用しないでも済むために、
- 虫がついていてもクレームを言わない
- 形が悪いくらいで値段を下げない
- 執拗に規格化を強要しない
これらを徹底する必要がある。
つまり消費者のモラルが試されることになる。
それらが耐えられない世の中である限り、農薬使用の加速化は避けられないであろう。
高機能素材メーカー
このタイプのメーカーは日本に数多く存在する。
ニッチな分野において手堅く稼ぐことができる点が日本人の気質とマッチしているのだろう。
挙げればきりがないが、お勧めは以下の3社。
- 日本ゴア(ゴアテックス)
- スリーエムジャパン(ポストイット)
- コニシ(黄色い木工用ボンド)
ゴアテックスを搭載した服は安くて5万円と言う高付加価値製品である。
それはマーケティングだけでは達成できない付加価値だ。
つまり他社が真似できない圧倒的な機能があるからこそ成り立つビジネスである。
上記3社いずれもが高い技術力を持っており、幅広い分野でポートフォリオを組んでいる点が素晴らしい。
日本ゴアはここ数年新卒採用をしていなかったが、今年度は採用するようだ(18卒も採用してほしかった)。
ポストイットの印象が強いスリーエムだが、実はBtoB事業がメインである。
紙やすりからポストイット、道路標識からラッピングカー、マスクから歯磨き粉まで、3Mはあらゆる産業にかかわっている。
それでいて値下げもせず、CMを打っていないのだからよほど業界から評価されるモノづくりをしているのだろう。
コニシはとにかくホワイトだと聞いた笑
1部署50人の総残業時間が月50時間未満だったとか(=1人当たりの月残業時間1h)。
あくまで部署によるので参考までに。
ゴムメーカー
ゴムと言ってもタイヤメーカーではない、コンドームメーカーである。
人類が滅亡しない限り需要があるので間違いなく売れ続けるだろう。
また、合コン受け(オトコに対して)No.1間違いなしである。
- オカモト
- 相模ゴム工業
真面目な話をすると、オカモトはコンドームの売り上げ高は全体の売り上げ高と比べてもさほど大きくない。
というのもコンドームや雨合羽などの生活用品の売り上げ高よりも車両資材などの産業用製品の売り上げ高のほうが大きいのである。
事業のポートフォリオとして非常に安定していると言える。
世間のイメージ引きずられて、わざわざ受けたいと思う就活生は多くないかもしれない。
だからこそ真面目に入社を検討しているヒトにとってはねらい目の会社となるだろう。
資源開発
さいごに紹介するのは資源開発会社だ。
石油・ガス・石炭などの資源を海外の鉱区から日本へ届ける使命がある。
- 国際石油開発帝石(INPEX)
- 石油資源開発(JAPEX)
- 石油天然ガス・金属鉱物資源開発機構(JOGMEC)
ハイエナのような嗅覚のあるホワイト企業ハンターから人気が高い企業群である(東大ご用達)。
いずれも国が管轄する企業であり、半官半民と言った企業風土である(楽とは言っていない)。
特にINPEXに関しては日本で唯一黄金株を発行している企業で知られている。
黄金株を所有している者がいる限り、INPEXは他社によって買収されることが無い。
そして、その黄金株を所有している団体は経済産業省である(当然社長は経産省からの天下り)。
つまり、日本がつぶれない限り絶対に倒産しないと言える点で最も安定した企業だと言える。
では、なぜそこまでしてINPEXは護られているのかと言うと、外資(国外のお金持ち含む)に買収でもされたら日本が滅亡しかねないためである。
INPEXが石油確保の生命線であるので、ここを封じられてしまうとガソリン不足はもちろんのこと、火力発電もろくにできなくなるだろう。
なので会社は安定だが、その一方で仕事は能天気に、と言うわけにはいかない。
そもそも社員の多くは東大をはじめとした有名校であり、その多くは御三家をはじめとした有名私立中高一貫校の人たちであった。
世間一般人にとってのラクとは異なる水準が要求されるであろう。
消えない会社が楽とは限らない
さんざん企業について説明してきたが、これらの企業に共通することは公務員感覚の安定ではないということである。
まっとうに競争をして、その結果勝ち上がってきた会社であるというだけだ。
資源会社以外は規制による恩恵を受けているというわけでもない。
そのような会社が向いているという確信があるのならば、しっかりと準備をすれば内定をとることが可能だろう。
どうにも競争は苦手と言う方は公務員や独立行政法人、規制産業を受けると良いかもしれない。
ただし、競争無くして安定を得るためには理不尽な場面は必至となるが。