ヤンマーの学生時代にやっておくべき論

18卒 外資メーカー内定 東工大生がお送りするブログ。巷にあふれたステマに辟易したため、自分の頭で考えることをモットーに日々研鑽している。情報には意図があり、それを見抜く観察力を養うことが現代社会では求められている。そのコツをブログを通じて提供していきたい。ステマはしないが、ダイマはするから!笑

「除菌もできる」ってどういう意味?なぜカラダに何種類もの洗剤を使わなければならないのか?

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ヤンマーはとAる製薬会社のインターンシップの選考に参加したことがある。

そこで食器洗い洗剤のマーケティングを想定したグループワークに取り組んでいた。

「除菌もできることを大々的にアピールしよう」と言ってきたヤツがいた。

「あんなの洗剤の無駄遣いだ」と思っていた筆者なので、熱湯消毒で充分だから別の案にしようと呼びかけた。

しかし他のメンバーから顰蹙を買い、結局「除菌アピール」となった。

勿論選考も落ちた笑

やはり世間一般的には除菌=正義だったのだろう。

なぜヒトは除菌したがるのか

諸君はどのようなときに除菌をしたいと思うだろうか?

「家に帰ってきたとき」

「汚い(と思っている)モノに触れたとき」

「クサいと感じたとき」

辺りではないだろうか。

 

しかし、一方で乳酸菌や善玉菌など体にいいと喧伝する菌もある(ダブルスタンダード)。

というのも菌は目に見えない小さな世界で常に戦争を繰り広げているのである。

その世界は弱肉強食、常に強いヤツだけが勝ち残ることができる。

そして、皮膚についている菌たちはその中の勝者である。

だから常に住み着いているのであり、外部からの侵入を拒み続ける。

 

要は比率が重要なのである。

「特定の菌だけ殺そう」だとか、「いい菌だけ増やそう」などというご都合主義は叶わない。

なぜならば「強いヤツだけが生き残る」からだ。

 

殊にカラダに関しては菌のテリトリーを適切に保ってやればフケ、水虫などの病気に罹ることはない。

しかし、もしも肌の常在菌を殲滅でもしたら・・・あとはおわかりだろう(ちなみにヤケドによる主な死因は感染症だとか)。

除菌は熱湯で充分

「菌を何でもかんでも殺戮するのがよろしくないことはわかった。でも臭いのは嫌だ!」

勿論そうだろう。

ではなぜニオイが発生するのか考えたことはあるだろうか?

 

ここでカギとなるのは「ニオイを生む菌」と「菌のエサ」である。

ニオイを生む菌の正体は、そこら辺にウヨウヨいる雑菌(酵母菌、ウイルス)などである。

雑菌の種類は無数にある上に、そもそも環境によって菌のテリトリーが異なるため一概には言えない。

しかし、雑菌のエサは明確である。

  • 水(水道水、汗)
  • 有機物(食物、皮脂)

よって雑菌にエサを与えないようにする努力が必要となる(乾燥させる、汚れを取る)。

しかし、ヒトが触れるだけでエサが増える状況なので、雑菌のエサをゼロにすることは困難なのである。

だからニオイを消すために体外のモノを殺菌する意義はある。

 

では、菌はどうすれば死滅するのだろうか?

そこで参考になるのは、牛乳の殺菌方法であろう。

雑菌に曝された食品を人体に無害な状態にしており、食中毒になることはない。

また国からお墨付きをもらっているだけの安全性があるため大いに利用できると思う。

ただし引用している部分の72℃と75℃はおそらく誤植。

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Q.牛乳の殺菌方法にはどのようなものがありますか。

A.食品衛生法の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」により、「保持式により摂氏63度で30 分間加熱殺菌するか、又はこれと同等以上の殺菌効果を有する方法で加熱殺菌すること」と規定されています。主に、下表の方法が実用化されています。このうち、保持式とあるのは、タンクで所定の殺菌温度で保持する、いわゆるバッチ式殺菌のことですが、現在主流となっているのは、連続式の超高温瞬間殺菌(UHT 殺菌)で、牛乳が、120~150℃で数秒間殺菌され、その後急速に冷却される方法(条件)です。殺菌方法の9 割以上を占めています。他にも以下の表にあるような方法があります。耐熱性胞子形成菌を死滅させるのはUHT 殺菌のみで、低温保持殺菌に比べ1 万倍もの非常に高い殺菌効果があるといわれています。殺菌方法(設備)としては、蒸気や温湯で加熱した高温の金属プレート間を通過する際に殺菌するプレート式や、加熱蒸気中に生乳を吹き込んで殺菌するスチームインフュージョン式、生乳中に加熱蒸気を吹き込んで殺菌するスチームインジェクション式などがあります。
いずれの殺菌方法によっても、牛乳の栄養は変わりません。たんぱく質は熱により一部変性しますが、栄養や吸収率に違いはありません。www.nyukyou.jp

つまり、沸騰させたお湯にニオイのあるものをぶっこんでおけばニオイはとれる。

 

食器洗い洗剤

食器用スポンジは世界で最も汚いものであるとされている(煽りばかりで碌な引用元はない)。

湿度が高い、エサが豊富という点において「雑菌の住みやすい街ランキング」を作れば、その順位はトイレの比ではない。

便器が汚いとか言ってる人は絶対にスポンジを触れてはならない(苦笑)。

 

「除菌もできるJ〇Y」なんてゴミのような商品である。

  • 界面活性剤をアホみたいに川に垂れ流している
  • 除菌にかかる時間が長すぎる(12時間)
  • ニオイでごまかしている
  • 消費量を増やして無駄な出費が増える

www.myrepi.com

そもそもスポンジの役割は食器に付着した食べ物を削ぎ取るためにあるのではないだろうか?

ご飯やみそ汁程度なら洗剤は要らない。

それこそカレーなどの油汚れを除けば石鹸で充分だろう。

 

え?石鹸だと変なにおいが残りそう?

じゃあ一遍やってみろと言いたい。

それでにおいが残っているのならば、それまでの食器用洗剤も残留していたというだけの話だ。

そもそも石鹸の方が生分解性が高いのだから口に入れても問題ないんだけどな。

衣類洗剤

こちらも最近除菌が横行している。

そんなモノを使うから着心地が悪くなるというのに。

衣類洗剤も石鹸で充分である(昔は石鹸とまな板で洗っていたであろう)。

石鹸以外ならば中性洗剤がお勧めである。 

アクロン おしゃれ着洗剤 ナチュラルソープの香り 本体 500ml

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「でもそれだとタオルの臭いが気になる」だと?

だから熱湯消毒すればよい。

バケツに熱湯を注いで衣類をぶち込め。

その後に洗濯機に放り込んでおけばニオイは消える。

 

「スーツとか水洗いできない服は?」

スチームをかませとけばよい。

方法は自分で考えよう。

シャンプー

フケやかゆみを防ぐシャンプーがメンズ向けでたくさん出回っている(脱脂力が高すぎて肌に良くない)。

ameblo.jp

 

頭皮にも当然常在菌は存在する。

フケはその常在菌の異常繁殖が原因で引き起こされる。

ということは常在菌の繁殖量を適切にするための努力を行わなければならない。

 

それにもかかわらず殺菌でもしたら、ますます病気に罹りやすくなってしまう。

しかも内分泌かく乱成分が入っているのならば生殖機能にも影響大である(不妊、奇形児の可能性有り)。

そんなものを河川に流していると思うだけでぞっとする。

ここはペンディングして殺菌力の無い石鹸を使っておこう。

掃除用洗剤

除菌するということはその空間を支配していたボス菌を倒すということであり、その分弱者であったはずのザコ菌の勢力が拡大する。

その最たる例が大腸菌O-157である。

大腸菌はそもそも空気に触れると死ぬ、エイズのような弱い菌である。

だからエサが豊富で敵のいない腸内で繁殖するのである。

というわけで菌のある外界では繁殖しない。

強いて言えば、除菌されてとても清潔な空間が大腸菌の住処に該当する。

何とも皮肉なのもだ。

衣類用消臭剤

スチームだけで充分、ここはペンディングだ。

結論

オトコは黙って牛乳石鹸。 

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