ヤンマーの学生時代にやっておくべき論

18卒 外資メーカー内定 東工大生がお送りするブログ。巷にあふれたステマに辟易したため、自分の頭で考えることをモットーに日々研鑽している。情報には意図があり、それを見抜く観察力を養うことが現代社会では求められている。そのコツをブログを通じて提供していきたい。ステマはしないが、ダイマはするから!笑

店員はなぜ商品をお勧めするのか?(キャッチ、バイト、マクドナルド、モスバーガー)

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先日とあるハンバーガー店でハンバーガーを購入しようとしたとき。

「ただいま当店では〇〇をお勧めしております、いかがでしょうか」と勧められた。

まあ、ガン無視してハンバーガーを購入したわけだが。

なんだか納得がいかなかったので考えてみた。

 店員が商品をお勧めしなければいけなかった理由は?

恐らく私に対してだけおすすめしていたわけではなかったと仮定する(されても困るが)。

お勧めするからには動機があるはずである。

  • 自分で勧めた
  • 店長が勧めた

これらのどれかではないかとにらんだ。

パターン別考察と対処法

最初に聞くべきは誰が勧めていたのかを把握することである。

それを知ったうえで考えてみる。

店員自らに意思で勧めてきた場合

この場合はちょっとは信用してもよいのではないかと思う(本当ならば)。

というのもそういう場合は本人が必ず食べているはずである。

「昼にまかないで食べておいしかったので、ぜひ食べてみてください」と言ってくれれば購買意欲もわくというものだ。

また、客からのアンケートや感想を聞いてお勧めするというのもうなずける。

そのような売り子は自然と売り上げに貢献してくれるだろう。

 

善意の押し売りなところはあるが、買いに来た時点で何かしら欲しがっているわけだから情報提供はよいかと思う。

店長に言われて勧めてきた場合

これは2つに場合分けした方が良いかと思う。

  • 売り上げにより給料が変わる
  • 売り上げと給料は関係ない

前者の場合は売り手にインセンティブがあり、営業色が強まる、要注意だ。

とにかく売り上げこそが大事なので強引に商品を勧めてくる。

本当に必要なものか吟味させる時間を与えず、押しに弱い人が一定数買ってしまうのだろう(返報性の法則)。

 

一方後者の場合は店員が何も考えていない可能性が高い。

というのもインセンティブもなしに余計な仕事をしたところで何も得なことはない。

にも拘らず商品を勧めるのはなぜか?

これこそやりがい搾取だ。

 

店長(或いは営業部長)がバイトのモチベーションを賃金以外で向上させるために仕向けたのだと考えた。

本来歩合制の仕事以外では仕事の優劣で賃金は変わらない。

だからだらだらと働いたってよいはずである。

しかし、雇い手は少しでも従業員をこき使いたいのが本音である。

だから「ありがとう」と言われることを美徳として様々なことを奨励する(もちろんお金はもらえない)。

 

こうして生まれたやりがい店員は自らの手で様々なサービスを施すようになる。

このような従業員を増やす技能こそが小売店で求められているマネジメントスキルなのかもしれない。

 

しかしそんな彼らが商品をお勧めする根拠を説明できるのかは甚だ疑問である。

勿論マニュアル化されており、表面的な知識でお勧めする理由を言うことはできるだろう。

しかし、こころから思っていることを伝えられない限りは受け手に響くことはないだろう。

それは「信用」を切り売りして商売をしているからに他ならない。

 

営業職を目指しているヒトはそのあたりについてどう考えるだろうか?

 

 

 

ちなみにヤンマーが一時期働いていた某食べ放題しゃぶしゃぶ店では、全店舗で競う「ナンバーワンホスピタリティスタッフ選手権」のようなものが開催されていた。

ある種の宗教的な高揚感が感じられた。

優勝した店員の時給は一円たりとも上昇しなかったが(苦笑)。

バイト経験のある学生に聞いてみた

もしかしたら自発的におすすめしているヒトもいるのではないかと考え、バイト経験のある様々な学生に聞いてみた。

結果はもちろん言われたからやってきた、であった。

 みんなドМなのかなあ。

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