なぜシャンプーとリンスはセットで販売されているのか(メリット、ラックス、セグレタ)
日本は途上国て比べて衛生環境がとても優れている。
これは洗剤をはじめとした衛生用品が発達しているからである。
そういった点において洗剤はインフラだろう。
しかし、すでに当たり前となっている洗剤がいまだに新製品を続々とリリースしているのはなぜか。
疑問に思ったことはあるだろうか?
シャンプーの目的
一般的に考えられていること理由を列挙した。
- 髪の毛をきれいにする
- 頭皮をきれいにする
- マッサージ
- いい匂いを出す
- 抜け毛を防ぐ
と言ったところだろうか。
正直言って清潔感を出すだけならば毎日シャンプーをしなくてもよいと思う。
毎日お湯で頭を洗っていれば、そこそこ清潔になれるからである。
カラダから分泌される脂は必要だから分泌されるのである。
ばい菌から身を守るバリア機能を果たしているのであり、根こそぎ落としてしまえば体が過剰防衛をする。
つまり、もっと脂を出すようになる笑。
いったい何のためにシャンプーをしているのか。
よって洗浄力を売りにしたり、爽快感を宣伝文句にしている商品は爽快なだけで本来の目的を果たしているとは言えない。
一般的に使われている硫酸系の洗浄成分(ラウリル硫酸~またはラウレス硫酸~)やアルコール系の成分は脱脂効果が強すぎて体に良いとは言えない。
敏感肌のヒトは使わない方が良い。
カラダにとっては植物油由来の洗剤の方が洗浄力が抑え目なのでおススメである。
ではなぜこのようなシャンプーばかり販売されているかと言うと原料が安いからである。
硫酸やアルコール類は石油由来であるため副産物として大量に生産される。
一方の植物由来の洗浄成分は育ててから採取するためどうしてもコストが高くなってしまう。
しかし、消費者からしたらそんなことどうでもよい。
安くて目的を果たせるシャンプーが欲しい。
図で表わすとこうなる。
ではどうすれば安くて洗浄力がマイルドな洗剤が手に入るか教えよう。
解決方法①:石鹸を使う
そう、天然成分で作られた石鹸を使えばいいのである。
アミノ酸系とかいうが要は石鹸の主成分はヤシ油やパーム油だ。
これこそがアミノ酸系ではないか!
全身洗えるためコストパフォーマンス抜群である。
え?
「シャンプーじゃなくてボディーソープっておかしくない?」
皮膚なんてどの部位も大差ないだろう。
肌が突っ張るならばそれは洗いすぎだ。
洗い過ぎは洗剤だけが原因ではない。
なぜならば
キレイ度=洗浄力×洗剤量×洗浄時間×摩擦力
によって決まるからである。
だからいくら高いシャンプーを使ったって洗いすぎれば体に良くない。
例えばラウリル硫酸を使うならば、洗う時間を短くして、ごしごし洗いすぎないことを意識すればよいのだ。
皮膚が薄い顔面付近は優しく洗う、などの工夫をすればよいのだ。
ここで洗浄について教えよう、中学レベルの知識で理解できるので読み飛ばさぬように。
洗剤は細長い棒で表わされており、これが油とくっ付くことで塩となる。
だから汚れが落ちる、たったこれだけのことだ。
では洗浄完了の合図は何かと言うと泡が立つことである。
洗剤は別名「界面活性剤」と呼ばれており、表面張力を下げる働きがある。
するとはじきにくくなるためシャボン玉ができたり、壊れずに泡を保持するようになる。
だから泡が消えない時点で洗い過ぎである。
シャンプーでいえば泡が立つか立たないかのギリギリのラインで洗剤を使えば十分なのである。
ちゃーんとカラダと泡を観察してあげれば、実は洗剤の種類は大した問題ではなくなる。
解決方法②:廉価なアミノ酸系シャンプーを使う
それでも石鹸じゃイヤなヒトは以下のアミノ酸系シャンプーをお勧めする。
これ以外の市販シャンプーは硫酸系の洗浄成分が含まれているか、アホみたいに高いシャンプーばかりである。
いち髪 なめらかスムースケア シャンプー ポンプ 480mL
- 出版社/メーカー: クラシエホームプロダクツ
- 発売日: 2016/07/13
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る
クラシエはユーザー視点に立った製品づくりをしているという点で今後に期待大である。
カネボウからの新規まき直しを図っているのかもしれない。
それに比べてP&〇やユニリー〇、花〇、ライオ〇ときたら・・・
リンスの目的
リンス、コンディショナーヘアトリートメントなど様々な名称で販売されている
ではリンスの目的は何かと言うと
- ゆび通りをよくする
- 艶感を出す
- いい匂いを醸し出す
辺りではないだろうか。
シャンプーと違い必須な行為とは思えない。
ではなぜ使う人が後を絶たないのか。
それは、シャンプーで洗いすぎているからである。
な、なんだってー!
シャンプーの後にリンス類を使う意義はずばりアブラの補給である。
つまり、シャンプーで脂を落とし、リンス類でまた補給して元に戻すのである。
まるで年度末の公共事業でおこなう穴掘りみたいだな(苦笑)。
リンス代のみならずバスタイムが長くなり、水道代も高くつく。
だからヤンマーはリンスの類は使っていない。
髪がきしむのは油分を落とし過ぎているからである。
ダメージとか関係ない。
なぜなら髪は死滅細胞であるからだ。
いくら頑張っても死者を蘇生することはできない。
トリートメントを使えば髪が良くなると言っているのは美容業界のプロパガンダに過ぎない。
値段が高いから効果があるのではなく、高いから効果があるのだと信じ込んでいるだけである(認知的不協和)。
それでもオイルを補給しなきゃ髪がまとまらないヒトもいるだろう。
そのようなヒトはまずは縮毛矯正やヘアアイロンで髪を整えよう。
それでも足りないヒトはオイルを注入してあげよう。
死んでもサラダ油なんか塗りたくないヒトはこちらをどうぞ
なぜシャンプーとリンスを使わなければならないのか
消費財メーカーが願っているからである。
願えば夢はかなうのだ笑。
冒頭で話したように衛生環境さえ整っていればそれ以上洗剤にお金を払う必要などないはずである。
にもかかわらずみんながみんな高い洗剤を使っているのはCMに洗脳されているからである。
だからシャンプーとリンスのセットに手を出すし、ボトルを買ったら何となく同種の詰め替え用も買ってしまう。
シャンプーリンスにはCMの女優みたいなさらさら髪になる力や髪を増やす効果など毛頭ない。
そんな模倣に頼ろうとするからバカを見るのである。
可愛いにおいをつけたければ別の手段で充分だろう。
ところでリンスインシャンプーって一体何なんだろうね(白目)。
どの洗剤群も本質は同じ
今回は深く言及しないが、食器用洗剤や衣類洗剤でも同様のことが言える(後日個別記事を作成予定)。
たとえばあなたは柔軟剤を使っているだろうか?
美容液や美容マスクを使っているだろうか?
なぜそれを使っているのか論理的に説明できるかな?
目的と手段を混同するとカモられる
私の場合は洗浄力と値段以外に目的など無かった。
大富豪ならばまた軸が変わるかもしれないが、一般人にとって洗髪の目的など大した差はないはずだ。
シャンプー自体を目的にするから余計な情報に惑わされる。
シンプルに考えて決断しましょう。